先週、アマゾンでチャールズ・エリス著の『敗者のゲーム』を購入し、1週間かけて読了しました。

 

本書は、これから資産形成に取り組む方に向けた投資の基本的な考え方を啓蒙するような内容となっており、デイトレ、スイングトレードダーにとってはあまり興味がそそられない本かもしれません。

 

しかし、これまで投資に全く関りがなく「何から始めたら良いのかわからない!」という人にとっては教科書的な存在になりえる本でした。

この本では、相場参加者のうち初心者やセミプロ達と、プロトレーダーや機関投資家では相場での戦い方が全く異なるということを初めに強調しています。

そして、そういった知識もないまま相場に参加したら「木端微塵に粉砕されるのが当然だ」ということをわかりやすく警告しており、個人の投資方針に関係なく役に立つ書物です。

 

中盤からは投資信託の話題に移り、インデックスファンドとアクティブファンドの違い、各ファンドが提出する過去の運用成績に関するカラクリ、生存者バイアスなどについてデータを示しながら説明しています。

 

また、銀行や証券会社の営業マンが勧める投資信託などの金融商品がいかに怪しい商品であるかについても説明しているので、知識が無いまま金融商品を買うことの危険性にハッとさせられるかもしれません。

本気で財産を築きたいのであれば、投資家自身が何をしなければならないのか、どういった投資信託なら満足できるか、その見分け方、考え方にも触れているので、投資ビギナーやお金をたくさんお持ちの方は一読してみてください。

 

読む時の年齢によっても感じ方は異なると思いますが、私が特に印象に残った部分は、若いうちはとにかく株を買え!という部分です。

それも、銀行に貯金するくらいなら株を買うように勧めていたのが印象的でした。

 

若い間は無一文になっても、友達にお金を借りたり親元へ帰ったり、新たに就職先を探したり、ダブルワークで働いたりするのが人生の中で最も容易な時期です。

そのため、借金しない範囲内であれば出来るだけたくさんのリスクをとっていくべきだと私も思いました。

 

また、プロトレーダーの cis さんが笑っていいともに出演した時に話していたことなのですが、「会社からもらった給料のほとんど全額を毎月投資資金に充てていた」そうです。

若ければ若いほど投資で大失敗しても「なんとかなる」ものなので、私も、もっと効率的な資金の使い方を学んでいこうと思いました。

 

一年に一度は読み直したい一冊です。