まるで小学校の読書感想文のタイトルみたいですが、2月初めに3日くらいかけて読み終えた『欲望と幻想の市場』の感想と評価です。

 

本書は1世紀近く前、アメリカの相場でブイブイ言わせていたジェシー・リバモアという人物の偉人伝になります。

 

約90年前にアメリカで出版され、原題は “Reminiscences of Stock Operator” という英語が理解できない私には難易度が高すぎる本なのですが、ありがたいことに1999年に日本語訳され、私でも内容を知ることが出来るようになりました。

 

内容は、伝説的相場師として知られるジェシー・リバモアが自らの相場人生における成功と失敗、そしてその理由などについて語る「自伝のような表現」で構成されており、

  • 相場で成功していくために辿った道のりや成功した理由
  • 相場から退場するに至った経緯とカムバックまでの経緯

などについて、かなり詳しく書かれています。

 

リバモアは株でかなりの資産を築き上げ、株で全ての資産を失い、また復活するというジェットコースターのような人生を辿った人物なので、相場に興味がある人も興味がない人も楽しめる本です。

 

また、相場参加者の心理というものにもスポットを当てており、「何であの時に買っておかなかったのだろう?」「何であの時に売ってしまったんだ!」といった相場あるあるについても解説されています。

相場における人間心理が及ぼす影響について知りたい方は、読んでおいて損はない本ですね。

『欲望と幻想の市場』を読んでおけば、他のトレーダーの心理状態を把握し、心理的に有利な状況で取引できるようになりますから

 

他にも、インサイダー取引(相場操縦)の方法や大物トレーダー達の逸話が記載されているので、本書を読めば今までよりも一段高いレベルで相場やチャートを見られるようになります。

 

なぜ、このタイミングで株価が上昇したのか?

なぜ、このニュースに投資家たちは反応したのか?

 

これらの”裏事情”まで推測できるようになると、他のトレーダーよりも優位性を保てます。

最近のスカイマークの株価上昇⇒上場廃止の動きに巻き込まれてしまった方にも、是非読んでもらいたい一冊です。

 

もちろん、

  • リバモアのトレード手法
  • どのようにして株取引を学んできたのか?
  • なぜ、莫大な資産を築けるようになったのか?

も、包み隠さず書かれています。

 

それほどボリュームのある本ではなく、また、学術書のような読みにくい本でもないので、休日を利用するなどして読んでおくと良いでしょう。

トレーダー必読の一冊です。