大証FXのシミュレーションの例-1

では、実際に大証FXでの取引をシミュレーションしてみましょう。
まずは買いの体験から始めます。

さて、今後のドル円安を予想している状況だったとします。
その場合は、USD/JPYの通貨ペアを買うことで利益を出すことができます。
現在のレートは1ドル100円です。
この時に1口購入したとしましょう。
1口は1万ドルですから、100万円相当です。
また、レバレッジがかかっているので、必ずしも100万円が必要というわけではありません。

この場合、予想通りに円安になり、3日後に105円まで上昇したとします。
そして、その時点で売却したとします。
また、この間に1日10円のスワップポイントを受け取ったとします。
スワップポイントは基本的には日によって変動しますが、ここでは簡単のために一律のレートを使用します。

この場合、本当にどれだけ得をしたのでしょうか?

答えは(105円引く100円)×1万ドル×1口=5万ドルです。
なので、もし10口買っていたら、10倍の利益を得ていたことになります。

このように、買いから始めた時のトレードはとてもシンプルで計算しやすいです。
仮に105円ではなく95円になった場合は5万円の損失となるということになります。

また、この場合のスワップポイントは30円です。
10円×3日=30円です。
日本の方が金利が安いので、ドルを売って日本円に換金すると損をします。

大証FXとは
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