では、実際に大証FXでの取引をシミュレーションしてみましょう。
まずは買いの体験から始めます。
さて、今後のドル円安を予想している状況だったとします。
その場合は、USD/JPYの通貨ペアを買うことで利益を出すことができます。
現在のレートは1ドル100円です。
この時に1口購入したとしましょう。
1口は1万ドルですから、100万円相当です。
また、レバレッジがかかっているので、必ずしも100万円が必要というわけではありません。
この場合、予想通りに円安になり、3日後に105円まで上昇したとします。
そして、その時点で売却したとします。
また、この間に1日10円のスワップポイントを受け取ったとします。
スワップポイントは基本的には日によって変動しますが、ここでは簡単のために一律のレートを使用します。
この場合、本当にどれだけ得をしたのでしょうか?
答えは(105円引く100円)×1万ドル×1口=5万ドルです。
なので、もし10口買っていたら、10倍の利益を得ていたことになります。
このように、買いから始めた時のトレードはとてもシンプルで計算しやすいです。
仮に105円ではなく95円になった場合は5万円の損失となるということになります。
また、この場合のスワップポイントは30円です。
10円×3日=30円です。
日本の方が金利が安いので、ドルを売って日本円に換金すると損をします。

大証FXとは
2009年夏、日本の市場に新しいタイプの取引が誕生し、注目を集めています。
その名は「大証FX」。
大阪証券取引所が設立した取引所です。
大証FXは2009年7月に開設され、外国為替証拠金取引では店頭、くりっく365に続く3番目の...

大証FXの特徴は3本柱
大証FXは、最近になって始まったばかりの新進気鋭のトレードです。
そのため、まだ使い勝手が分からずに待っている人も多いのではないでしょうか。
実際、取引自体はくりっく365とあまり変わらないので、その使い勝手の良さを理解していない人は少...

大証FXの透明性
それでは、大証FXの特徴である3つの柱について、さらに詳しく見ていきます。
まず、透明性についてです。
この透明性の基本となるのが「オークションシステム」です。
大証FXでは原則として「時間優先」「価格優先」のシステムを採用して取...

大証FXの公平な取引
大証FXの特徴の一つである「透明性」がそのまま取引に反映されています。
大証FXでは、買気配と売気配がそれぞれ8本ずつ、合計16本の気配が取引可能です。
また、インターバンク市場での実際の価格の目安となる、各価格の注文数やマーケットメー...

大証FXの安全性
大証FXがオープンしたのはつい先日のこと。
当然のことながら、大証FXは大きな注目を集めている中でテープカットをしていますが、多くの投資家は初めてのことで様子見の姿勢を取っているようです。
無頓着というと大げさかもしれませんが、実は今の...

大証FXの証拠金の分別管理システム
大証FXの大きな特徴として、預託した証拠金の安全性が挙げられます。
この安全性の根拠となっているのが、大証による分別管理です。
これまでは、証拠金の預け入れは専門業者が行っているケースが多かったのですが、大証FXでは、専門業者の管理下に...

大証FXの利便性(申告分離課税)
利便性は大証FXの特徴の3本柱の一つです。
実質的な税制に関する項目で占められています。
大証FXは税金に関しては非常に便利な取引方法となっています。
まず、大証FXは分離課税が一律20%です。
内訳としては、所得税が15%、住...

大証FXの利便性(損益通算)
利便性という特徴の大半を担う税制に関するお得な方式として、大証FXでは先物取引やオプション取引と損益通算が可能であるという点が挙げられます。
損益通算というのは、要するに他の取引と損益を合算して、それに関しての税金を支払うというシステムで...

大証FXの利便性(繰越控除)
大証FXの税制の便利さには、繰越控除も含まれます。
繰越控除とは、課税所得をある年から次の年に繰り越すことができる制度です。
簡単に例を挙げてみましょう。
2009年に大証FXで200万円の損失を出したとしましょう。
この場合、...

大証FXの対円通貨ペア
2009年7月に取引を開始した大証FXは、現在9通貨ペアを取り扱っています。
これはもちろん店頭FXであり、23通貨ペアを取り扱っている「くりっく365」と比較しても、かなり少ないように感じます。
しかし、「くりっく365」が当初7通貨...

大証FXの非対円通貨ペア
FXにおいて通貨ペアは非常に重要な要素です。
日本では円を含む通貨ペアが主流ですが、円を含まない通貨ペアを好む人も多くいます。
特に日本では、まだ景気が回復していない中では、円を含まない通貨ペアの方が有利だと考えられるかもしれません。
...

大証FXの取引日と立会時間
FXをはじめとするトレードでは、取引日と立会時間を意識しておかないと、トレードのタイミングが面倒なものになってしまいます。
例えば、トレードを期待して待っているのに、チャートが全く動いていないというようなことがあれば、人生の中で無駄な時間...

大証FXの口座開設方法その1
大証FXは最近オープンしたばかりのトレードです。
とはいえ、すでに多くの証券会社がサービスを提供しており、市場の関心の高さがうかがえます。
一方で、大証FXの取引を始める人の数はそれほど多くなく、口座開設数も控えめなので、静かなスタート...

大証FXの口座開設方法その2
大証FX口座開設の条件はそれほど厳しくありません。
基本的には他の種類の取引と同じです。
インターネットに常時接続できること、メールや電話で連絡が取れること、金融先物取引業務を行っていないこと、MRFの口座を持っている場合は閉鎖しなけれ...

大証FXのレバレッジ
FXで重要な要素はたくさんありますが、その中の一つにレバレッジというものがありますが、これはリスク管理の面でも非常に重要な要素です。
レバレッジとは、手元にある資金よりも多くの資金を使って取引をすることです。
証拠金で買うこともこのレバ...

大証FXの取引方法
大証FXの基本をある程度学んで、基本をしっかりと学び、特定の証券会社に口座を開設して、証拠金を送金したら、いよいよ取引ができるようになります。
大証FXの取引方法は基本的にオークション方式の取引方法なので、FX経験者というよりも株式投資経...

大証FXのザラバ取引とは
大証FXの取引方法の特徴として、オークション方式がよく取り上げられています。
いわゆるザラバ取引です。
しかし、これは特別な取引方法ではありません。
現在、世界のほとんどの取引所でザラバ取引という取引方法が採用されています。
し...

大証FXの取引終了方法
立会時間が終了すると、その日の取引は終了したとみなされます。
その日の最後の取引を「終値」といいます。
また、その日の終値を指します。
この場合、くりっく365と大証FXでは違います。
くりっく365では「板寄せ」、大証FXでは...

大証FXの呼値の単位と取引単位
FXなどの金融取引では、取引できる最小単位のことを「呼値」といいます。
ティック価格とは、1取引単位の価格のことで、取引をするためには最低でもこれだけの金額を買わなければならないという単位のことです。
大証FXでは、入札価格は軒並み...

大証FXの注文のルール
大証FXには、大証FX独自のルールがあります。
注文や約定についても同様で、それぞれに独自のルールがあります。
まず、大証FXにはストップ高とストップ安がありません。
ストップ高値・ストップ安値がないというのは、株取引をしている人...

大証FXのリスク
金融取引には必ずリスクがあります。
リスクのない取引は物理的に不可能ですし、金融取引の怖いところでもあり魅力でもある錬金術でもありません。
いわゆるギャンブル的な要素です。
金融取引や投資をギャンブルに例えることに違和感を覚える方も多...

大証FXの価格変動のリスク
大証FXに限らず、すべての金融取引で発生するリスクは「価格変動リスク」です。
それは、価格変動リスクです。
価格変動リスクとは、主要な財務指標である為替レートの変動により、取引価格が変動するリスクのことです。
要するに、買ったとき...

大証FXの追加証拠金リスク
大証FXの多くのリスクの一つに追加証拠金のリスクがあります。
追加証拠金とは、自分の口座に追加で必要な証拠金のことです。
FXでは相場の変動によって損益が発生しますが、そこで大損をしてしまうと、当然口座に入っているお金は減ってしまいます...

大証FXの金利変動リスク
大証FXのリスクの一つに金利変動のリスクがあります。
これは、大証FXだけでなく、一般的なFXのリスクの一つでもあります。
あなたが大証FXでできる主な利益は、為替レートと選択した通貨ペアの金利との差です。
これら2つの要因によっ...

大証FXの流動性リスク
大証FXで取引を行う際には、マーケットメーカーは市場と切っても切れない存在として常に頭に入れておかなければなりません。
基本的に大証FXの取引価格の需給は個人の競争によって決定されますが、マーケットメーカーは常に入札を行っていますので、情...

大証FXの信用リスク
大証FXの安全性の第一の根拠は、大証自体が投資家の証拠金を分別管理しているため、万が一取扱業者が破綻した場合でも証拠金が失われることはありません。
大証FXは新しい取引所であり、その内容は今後も進化していくものなので、まだまだ発展途上の状...

大証FXのシステムリスク
大証FXに限ったことではありませんが、特にオンラインで取引をする場合にはどうしてもリスクが伴います。
それは、例えば大証や大証FXの取引会社に障害が発生した場合、取引ができなくなるリスクです。
同時に、オンライン取引の場合、大証と証券会...

大証FXのシミュレーションの例-1
では、実際に大証FXでの取引をシミュレーションしてみましょう。
まずは買いの体験から始めます。
さて、今後のドル円安を予想している状況だったとします。
その場合は、USD/JPYの通貨ペアを買うことで利益を出すことができます。
...

大証FXのシミュレーションの例-2
普通に株取引をする人の多くは買いという形で取引をしていますが、大証FXでは売りからスタートすることも可能です。
しかし、大証FXでは売りからのスタートも可能です。
これもシミュレーションしてみましょう。
現在のレートが1ドル100...

大証FXのメリット、デメリットのまとめ
発売されたばかりの大証FX。
とりあえずそのメリットとデメリットをまとめてみましょう。
まずメリットとしては、オークション形式での落札範囲が広いことです。
くりっく365では、上下2枚までしか入札を見ることができず、少し不便です。...