次に、「流動性リスク」について見ていきましょう。
流動性リスクの定義は、流動性資産の調達・運用に関連して発生するリスクのことです。
つまり、買っても売っても様々な要因で取引が成立しないリスクのことを指します。
FXでの取引は、商品先物取引など他の金融商品に比べて取引量が多いため、一般的に約定しやすいと言われています。
しかし、これは先進国の通貨に限った話です。
先進国の方が取引量が多いからです。
新興国の通貨では、取引量自体がかなり少ないので、取引が成立する可能性が低いのです。
流動性リスクには、取引が成立しないという事実以外にもう一つ問題があります。
それは、注文した価格とは全く異なる価格で取引が執行されることです。
この流動性リスクに対処する手動の方法は、指値注文を発注することです。
指値注文をすることで、注文した価格以外の価格で取引が成立することはありません。
もちろん、指値注文はくりっく365の注文方法でも利用されています。
次に、くりっく365に関連して「システム障害リスク」があります。
これはその名の通り、FX業者が運営している取引システムが麻痺したり、故障したりするリスクです。
どの業者もシステム開発には力を入れていますが、コンピューターの故障や不具合は日常茶飯事です。
実際、大手証券会社ではインターネット上でシステム障害が何度も発生しています。
長期的に投資をする人にはあまり影響はありませんが、短期的に投資をする人やデイトレードをする人には大きな影響があります。
実際に取引をしている時にシステムが停止しているだけでは困りますよね。
このシステム障害のリスクへの対処法マニュアルでは、いくつかのトレーダーを試してみて、安定したシステムを持っているトレーダーをきちんと見極めてから取引をするようにしましょう。





























