損失を止める方法の一つに「マージンコール」があります。このマージンコールについて説明します。
FXの取引は、業者に証拠金を預けて「レバレッジ」をかけて高額の資金で取引を行います。
メリットはリターンが大きいことですが、デメリットは大きな損失を出してしまうことです。
では、損失が最低証拠金を下回った場合や、損失が証拠金を上回った場合はどうなるのでしょうか。
このような場合、業者は証拠金の50%を下回ると投資家に警告を発します。これを「マージンコール」といいます。
このマージンコールは、証拠金の追加を求めるメッセージにもなります。これを防ぐには2つの方法があります。
初心者のうちは、マージンコールが発生したときに驚いてどうしたらいいのかわからなくなりがちですが、しっかりと対処法を理解しておきましょう。
1つ目は、預かった証拠金の50%を下回らない追加証拠金を入金して取引を継続することです。
2つ目は、持っているポジションを決済(ポジションを決済)して取引を終了することです(これを「ロスカット」と言います)。
マージンコール」や「ロスカット」も、投資家の損失を最小限に抑えるためのルールです。
マージンコール」は、追加で証拠金を入れる余裕があれば、取引の仕方やお金の使い方を見直す良い機会です。
実際に「マージンコール」が発動されると、取引画面にメッセージが表示されます。業者によっては、メールで通知が来ることもあります。通常は、翌営業日の15時までに前述の2つの対策のいずれかを選択する必要があります。
何%のショートをしているのか、どのくらいの追加入金が必要なのかが表示されるので、指示に従うことで取引を継続することができます。
場合によっては、損切りしているポジションを決済することで、損切り率を下げて証拠金率を50%以上に戻すこともあります。 どちらを選択するかはもちろん投資家次第ですが、もしコールが発動した場合は、再度レバレッジ率を調整したり、他のポジションを見直したりすることもできますので、必要なことだと思います。
また、コールを発動させて放置しておくと、強制ロスカットになってしまいます。
マージンコール」は、全ての業者が持っているルールではありませんが、投資家を守るという観点からも初心者には必要なものです。
そのようなシステムを持たず、証拠金の追加を求めるだけの業者は良い業者とは言えませんので、注意が必要です。





























